セーラームーン保存会

「美少女戦士セーラームーン DVD-COLLECTION」発売記念スペシャルイベント

2011年に生誕20周年を迎える「美少女戦士セーラームーン」から新価格・新パッケージのDVD-BOXが期間限定生産で発売されることになりました。更に、発売記念してスペシャルイベントの開催が決定!放送終了から約12年ぶりにセーラー戦士5人の声優が出演します。当時の思い出を語るトークイベントや鑑賞会などが予定されています。

イベント名 「美少女戦士セーラームーン DVD-COLLECTION」発売記念スペシャルイベント
開催日 2009年12月6日
開催場所 秋葉原 UDX THEATER
出演者 三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加
MC: 喜屋武ちあき
主催 東映アニメーション/東映ビデオ

TVアニメの思い出に残るエピソード・ウラ話

▼三石琴乃さん
第125話「輝く流星!サターンそして救世主」S編。ファラオ90を倒そうとする場面で、ムーンがサターンを助けようとして叫ぶシーン。役が降りてきたようで、心から泣き叫んでセリフを言えたそうです。

▼久川綾さん
第21話「子供達の夢守れ!アニメに結ぶ友情」無印編。この回に登場する“アサトウ監督”はシリーズディレクターの佐藤順一さんがモデルになっています。佐藤さんの家庭に赤ちゃんが生まれたことから、“アサトウ監督”も赤ちゃんを連れて描かれています。その赤ちゃんの声を担当した思い出を話されました。

▼富沢美智恵さん
うさぎちゃんの持っている明るさにレイちゃんが惹かれていく部分が好きだったそうです。

▼篠原恵美さん
第25話「恋する怪力少女、ジュピターちゃん」無印編。仮のタイトルは「薔薇のピアスの戦士」だったのに「恋する怪力少女」に変わっていて驚いたそうです。

▼深見梨加さん
第52話「狙われた園児!ヴィーナス大活躍」R編、第78話 「ヴィーナス美奈子のナース大騒動」R編、第102話「奪われた純な心!うさぎ絶体絶命」S編。 美奈子ちゃんのコスプレ回を振り返りながら、ヴィーナスがセーラームーンに変身したシーンが印象的だったそうです。

他トーク内容

「私、妖魔出身なんです!」
深見さんがヴィーナスとして出演する前に、第29話「大混戦!グチャグチャ恋の四角関係」に妖魔(リコウケイダー)役で出演したことを告げると、篠原さんも手を上げて第6話「守れ恋の曲! うさぎはキューピッド」妖魔(キュレネ)役を告白し「私も妖魔出身です!!」と笑いを誘いました。

チームリーダーは富沢さん。
富沢さんの自宅で唐突にクリスマスパーティを開いた時のお話がありました。 その時、富沢さんは「掃除とか全然していないし、汚いからね!」といっていたのに、モデルルームみたいに綺麗だったらしいです。 更に、富沢さんは「みんなが来ると思っていなかったから何も用意していないの。」といっていたのに、キャビアが出てきたそうです!富沢さんの素敵な一面が伺えました。
5人の中で、富沢さんがチームリーダーのような感じなのは、「年齢的に・・・ね。」(因みに、ボケ担当は久川さん。)トークが当時と同じ賑やかなノリでした。

世界征服
世界中で放送された「美少女戦士セーラームーン」。放送地域はオリンピックの参加国より多いらしいという話が出てきた時、 「原作の武内直子先生が“夢は世界征服”とおっしゃっていたんですけど、まさに世界征服してしまってすごいなと思いました!」という話がありました。

「美少女戦士セーラームーン」に出演して

▼三石琴乃さん
人生は「美少女戦士セーラームーン」で変わった。この作品をやったから仕事が広がった。今仕事をしていて、若いスタッフに「子どものころ見ていました!」と言われることが嬉しい。私の人生の中の宝物。

▼久川綾さん
子どもたちが夢中になってくれるようなアニメ「美少女戦士セーラームーン」が初めてだったからうれしかった。

▼富沢美智恵さん
「美少女戦士セーラームーン」に出演するまでに10年程仕事をしていたけど、ネームバリューのある作品に出会えたのは初めてだった。プロフィールを書く時はこの作品が代表作。

▼篠原恵美さん
辛かったことは特になかった。すべてのことが自分の中に蓄積されている。スタッフやキャストたちと深く関わることは今はあまりない。幸せな時代に幸せな作品に出会えた。

▼深見梨加さん
この作品を通して山のようにイベントをやった。生本番に強くなった。誰もが知っている代表作ができたのもありがたいこと。未だに結婚式などでも変身してる。(笑)

三石琴乃さんから頂いた言葉

最後にファンへのメッセージとして伝えられたのは「月野うさぎは泣き虫でドジで、戦いでもすぐ逃げ出すような女の子。だけど、最後には友だちや愛する人たちのために戦う。これを見ている子どもたちが、無理に頑張らなくてもいい、そんなにいい子じゃなくてもいい、でもやる時にはやるぞ!と思ってほしい。「美少女戦士セーラームーン」は役者さんや当時のスタッフ、原作の武内直子さんの力が集結した宝箱のような作品。今見ても古くないし、大人も子どもも一緒に見てほしい。」というような内容でした。

トーク内容については、記憶を振り返り、書き留めています。関係者による記事も参考にしながら、より正確に近づけるよう作成したつもりですが、修正を必要とする箇所があるかもしれません。「他トーク内容」の項目については、管理者の感性で記録しておきたい内容を選びました。

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