第1話先行上映会&月野うさぎ バースデーパーティー in スペシャル ViVi night

女性ファッション誌「ViVi」(講談社)とのコラボイベント「美少女戦士セーラームーンCrystal 第1話 先行プレミア上映会&月野うさぎ バースデーパーティー in スペシャル ViVi night」東京・お台場のZeppDiverCityで開催されました。会場には主題歌を歌うももいろクローバーZ、ミュージカルキャスト5戦士、viviモデル(トリンドル玲奈、マギー、河北麻友子、八木アリサ、玉城ティナ)が出演しました。その模様をお伝えします。

月野うさぎ 誕生日

注目が集まる新作アニメの先行上映は月野うさぎの誕生日

ファッション雑誌の女性限定イベント(男性は女性同伴でのみ入場可能)ということで、会場には約1,000人のViVi読者世代が集まりました。世界中のファンを魅了し続ける「美少女戦士セーラームーン」から新作アニメの上映会が行われるということで、日本国内だけではなく海外の記者も訪れており、来場者に取材する光景も見られました。

月野うさぎ 誕生日月野うさぎ 誕生日

タキシード仮面と一緒に写真が撮れるスペースでは、撮影用小道具としてPROPOLICAの「ムーンスティック」やコミック風の台詞吹き出しパネルが用意されていました。スペシャルツインテールブースでは、月野うさぎのお団子ヘアを美容師の3人が無料で再現してくれるというサービスもありました。特にうさぎの誕生日にうさぎと同じお団子ヘアにしてもらえて、新作の上映会を鑑賞出来るなんてファンには堪らなく嬉しいものだと思います。どちらも列を作って待つ女性たちで賑わっていた様子でした。

月野うさぎ 誕生日
(撮影にご協力下さったモデルさん&美容師のみなさん、ありがとうございます。)

月野うさぎ 誕生日

ロビーを満喫していると、まもなく19時。いよいよ開演時間です。スタッフより手渡されたサイリウムを手に座席へ。

月野うさぎ 誕生日

プレミアム上映会では、原作のカラー原画がスライドアニメーションで映しだされたあと「時を超えて、新たな運命の光が、解き放たれる」のテロップと共に、TVアニメから名場面を編集した映像が流れました。どれもこれも何度も繰り返し見たものばかりなのに、今夜の上映会を目前にして見ると胸が高鳴りました。無印からR、S、SuperS、スターズ、そして、Crystalへ。最後は歴代のポーズをひとつに繋いで「月にかわって・・・おしおきよ!」。冒頭の映像は最高でした。痺れました。

そして「あたし、月野うさぎ。14歳、中2。今日はあたしの誕生日。これまで色んな敵と戦ってきたけど、今日くらいは楽しくみんなで過ごしたいなぁーってことで全員集合かけちゃうんだから!よーし、まぼろしの銀水晶のチカラでみんなをパーティー会場に招待しよー。いくわよー。ムーンパワー」という三石琴乃さんによるナレーションが入ります。流れるBGM、ランウェイに登場したviviモデル。続いて、タキシード仮面役の野島健児さんによるナレーション「今夜はセーラームーンたちの新しい物語の誕生とうさぎちゃんの誕生日をみなさんといっしょにお祝いして素敵な時間を盛り上げていきましょう。」で会場を沸かせました。

プレミアム上映会の感想

先行上映会であるため、第1話の感想については控えます。

セラミュキャストによるパフォーマンス

昨年の千秋楽公演から更に成長した姿を魅せてくれました。

大久保聡美ちゃん演じるセーラームーンは親しみを感じるボケが持ち味。今回は残念ながらその魅力をアピールする場は用意されていませんでしたが、昨年の公演ではイントネーションとリズムを上手く調理した喋り方が独特で、決めるべき場所できちんと笑いを生むことに成功していました。台詞の表現に工夫が感じられ、芝居中の彼女の台詞は聞いていて楽しいものでした。笑いの中心に彼女がいることで月野うさぎが持つ"親しみやすさ”を表現していたように思います。

今回初めて舞台に立ってパフォーマンスしたというネルケ版2代目小山百代ちゃんは緊張感が観客にも伝わるほどで、涙する一面もありましたが、一生懸命さが伝わってくる女の子でした。夏の公演ではどんなマーキュリーを見せてくれるのか仕上がりを楽しみにしたいと思います。

七木奏音ちゃん演じるマーズは、今回とても頼もしかったです。ステージで披露した「揃い踏み!!白月五人女」の各戦士のソロパートで、不安定な歌唱が続いてしまい、会場内に微妙な空気が漂よったんですが、彼女が見事立て直してくれました。マーズのソロパートが終わると、客席から大きな歓声が沸きました。凛とした顔つきで堂々と歌う姿からマーズの格好良さを感じ取れます。他の戦士が笑顔で唄う中、一人クールな顔つきというのも良いです。しかし、トークに入るとお子様全開というギャップは相変わらずです。昨年は緊張で事前に用意したコメントが飛んでしまい、何が言いたいのかさっぱりわからない場面もあったほどです。ヴィーナスに助け舟を求めていました。

マーズに続き「揃い踏み!!白月五人女」で観客を盛り上げたのは高橋ユウちゃんが唄うジュピターのソロパート。格好良かったです。2階席までしっかり届く声は5戦士通して良いアクセントになっているように思います。感情の込め方、大きな動きで魅せるパフォーマンスは存在感を放っています。また、観客と舞台を楽しもうとする姿がエンターテイナーに溢れていて好印象です。

ヴィーナスを演じる坂田しおりちゃんは笑顔がとても可愛いです。(TVアニメでは回を増すごとに完全におバカキャラになっていった美奈子ですが)セーラーVとしてリーダー的な雰囲気を残しつつも、甘くおちゃめな所を魅せるさじ加減が良いです。

ももいろクローバーZによるパフォーマンス

ももクロ目当てで入場したファンは、ももクロが登場する第2部の開始から自前のサイリウムを取り出しスタンディング。少しでも近づこうと前に押し寄せた観客もいたという熱狂ぶり。他のファンが圧倒されるほど徹底した盛り上げ方でした。会場が最高潮になった瞬間だったと思います。ももクロは初披露となる新曲の衣装を来て登場。「ムーンライト伝説」と「タキシード・ミラージュ」の2曲を披露しました。セーラームーンのファン、ももクロのファン、モデルのファンがいて反応の場所が違うのはもちろん、温度差のある混沌とした空気感もまた会場ならではの体験でした。

ファッション誌と連動した「オシャレで可愛い」というイメージ戦略

AKBの小嶋陽菜さんと篠田麻里子さんからビデオメッセージがありました。小嶋陽さんといえば、2013年末に着用したピーチジョンの「なりきりブラ」が話題を呼びました。

2014年春、 講談社の女性ファッション誌「vivi」では、「おしゃれな人はセーラームーンが大好き!」と打ち出し、ローラがセーラームーンに変身する企画を展開しています。一般認知度の高い有名人が、次々にセーラームーンのアイテムをファンションに取り入れるイメージ戦略は、90年代にはなかった20周年ならではの試み。

今後はISETANでファンションブランドとのコラボも発表されており、アパレル展開にも目が離せません。

野島健児、サプライズで登場。ファンの前でタキシード仮面の生台詞を披露

上映会が終わった後、舞台裏でナレーションを担当していた声優の野島健児さんがステージに登場しました。ファンの前でタキシード仮面の生台詞を披露したのは今回が初めてだと思います。野島さんがステージに現れた後、主役の登場を誘う演出があったので、三石琴乃さんの登場を期待したファンも多かったと思いますが、残念ながらステージへの登場はありませんでした。

最後にもう一度

うさぎちゃん、お誕生日おめでとう!

vivi
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